Java Tuner v3.1


「ピアノの設計:弦編 (Scale)」から 調律のシミュレーション専用に特化しました。

「インハーモニシティFFT2 (Inharmonicity FFT2)」などと異なるのは それらが信号波形を合成してからフーリエ変換(FFT) を行っているのに対して ここでは倍音周波数値のみで計算を行っているので ある程度表示速度が早くなります。

又 `うなり'の計算では 例えば 5度の場合 2 : 3 の周波数として固定して計算していましたが ここでは 4:6・6:9・8:12〜などの高次倍音も計算を行い 最小値になればそれを表示します。
その時の各倍音の`うなり'は [Beats]の画面で確認出来ます。

そして 簡易自動調律装置(Tuning Simulation)を加えました。

Java Tuner (Java appletは 利用出来なくなりました;)

使い方:
音程省略名と音程名・音程比の対応
省略名英語日本語音程比
mi.2ndminor 2nd短2度16:15 12:11
Mj.2ndmajor 2nd長2度9:8 10:9
mi.3rdminor 3rd短3度6:5 7:6
Mj.3rdmajor 3rd長3度5:4
P.4thperfect 4th完全4度4:3
Dim.5thDiminished 5th減5度 7:5 11:8
P.5thperfect 5th完全5度3:2
mi.6thminor 6th短6度8:5
Mj.6thmajor 6th長6度5:3
mi.7thminor 7th短7度 7:4 9:5 16:9
Mj.7thmajor 7th長7度15:8
Octaveoctaveオクターブ 2:1 4:2 6:3 8:4 10:5 12:6
10th10th10度(オクターブ長3度)5:2
12th12th12度(オクターブ完全5度)3:1
2octave2 octave2オクターブ4:1
Oct.10thoctave 10th オクターブ10度(2オクターブ長3度)5:1
Oct.12thoctave 12th オクターブ12度(2オクターブ完全5度)6:1
3octave3 octave3オクターブ8:1

【 簡易自動調律装置(Tuning Simulation)の使い方 】

参照>HTML5版 弦 (Music Wire Viewer)


参考までに[Pythagoras]を様々な弦データで行って見ます。

Pythagorus-1 Cent

ピタゴラスコンマ (23.46[cent])は
「design.mwd」では『#56:37<A..>[-22.132]』
「bwood.mwd」では『#37:37<A..>[-20.768]』
「ptaskin.mwd」では『#37:37<A..>[-23.149]』
「ridolfi.mwd」では『#37:37<A..>[-23.786]』と インハーモニシティの違いによって異なっています。

【技術に パソコンに RCTにお世話になり 時には鋭い批評を頂いた稲村さんと RCTのお世話になった 渡辺さんへ】


参考文献:
Dobashi.M
Last modified: 4月 26日 金 15:03:57 2024 JST