インハーモニシティによる`うなり' (Ibeats2) v2.0.1


`うなり’'の表現方法に インハーモニシティを取り入れました。
MusicWireのデータ式から インハーモニシティ値のシミュレーション・ピアノ式に変えて 名称を「Ibeats2」に変更しました。

Ibeats2 (Java appletは 利用出来なくなりました;)

使い方:

【インハーモニシティのある'うなり'について】

[Beat]-[Octa.]オクターブ表示は (※v2.0)新たに 1200[cent]の表示に変更しました。
同じキーから Startして 1[cent]ずつ上昇する音を シュミレーションしています。
(※v2.0)[各キーの±50セント毎を表示していて これまでの様な周波数の 1[Hz]刻ではありません。
[Keys]での±50セント表示をオクターブでは キー毎に繋いた表示となっています。

始めに平均律による倍音 1の場合の`うなり'です。

partial 1

セント値でも周波数が離れるに連れて `うなり'もそのまま大きくなります。

倍音 2では 2:1の`うなり'が発生してオクターブで 0となります。

partial 2

倍音 4では 3:2の純正5度と 4:3の純正4度の`うなり'が起きDとEキーで 0になる`うなり'が追加されます。

partial 4

同様にして 20倍音までの`うなり'です。

partial 20

平均律の場合のオクターブでの`うなり'です。

equal octave

中央の 0[cent]を基準にして上下に 1[cent]づつ ±50[cent]まで変化させた時の倍音毎の`うなり'の数です。
オクターブではどの倍音も 0[cent]で`うなり'は 0になります。

同じく純正5度の場合です。

equal P-5th 20

ここでは 3:2の倍関係以外も表示されていますので 以降では関係する倍音(3:2・6:4・9:6 etc.)のみを表示します。

equal P-5th skip

同じく純正4度の場合です。

equal P-4th skip

ではサンダーソン式のインハーモニシティ のある場合はどうでしょう?。

sanderson cent

ここからは 上行(左)と下行(右)で変更するキーによる `うなり'の倍音成分の違いを考慮しています。

オクターブの場合です。

sanderson octave sanderson octave -

5度の場合です。

sanderson P-5th sanderson P-5th -

4度の場合です。

sanderson P-4th sanderson P-4th -

では弦設計のシミュレーションの弦データ [Wire]ではどうでしょう?

[Tune]ボタンで tuningのシミュレーションを行います。

cent

オクターブです。

wire octave wire octave -

5度です。

wire P-5th wire P-5th -

4度です。

wire P-4th wire P-4th -

2オクターブです。

wire 2octave wire 2octave -

インハーモニシティがある場合は,プラスとマイナス側で 倍音の`うなり'の状態が異なります。

参照 > FFTによる`うなり'(BFFT)


Dobashi.M
Last modified: 4月 26日 金 14:56:12 2024 JST