`うなり'を4つの方法(v0.2より)で見てみます。
[Beat3]はこれまでの方法で 全てのキーの`うなり'を倍音まで見ています。
[Beat4]は上の白点(選択キー)の倍音を横に並べて見ています。
[Beat2]は あるキーの音を上下させて 12の音程の`うなり'を見ています。
中央の線が現在の`うなり'を表しています。
[Beat1]は あるキーから 12の音程の`うなり'を見ています。
それは[Beat3]では カーソル位置の白色の点の`うなり'で
[Beat2]では 中央位置の全ての`うなり'です。
[Beat1]が固定点なら [Beat2]は変動線・[Beat3]は全視野とでも言えるでしょうか。
(Java appletは 利用出来なくなりました;)
HTML5版です。v0.4['17/04/02] Tuningのシミュレーションを[Tune3](三和音型)に変更しました。
左側[ Inha(rmonicity) ]ボタン: インハーモニシティ値を表示します。
[ Cent ]ボタン: セント値を表示します。 (v0.3)インハーモニシティ値を加え無くしました。
[ Beat1 ]ボタン:
現在のキーから12の音程の`うなり'を放射状に表示します。
但し「増4度」は無くして 代わりに「2オクターブ」を表示します。
[ Beat2 ]ボタン:
現在のキーを変化させた場合の`うなり'を
12の音程毎に表示します。
但し 上端が0となっています。
[ Beat3 ]ボタン: これまでの様に 全てのキーでの`うなり'を表示します。
[ Beat4 ]ボタン: 現在のキーの倍音の`うなり'を横に並べて表示します。
[ Graph/Text ]トグルボタン: 表示したグラフのテキストデータを表示します。
下段[ Oc ... J7 ]チェックボックス:
表示する12の音程をOn-Offします。
音程は以下の記号で省略しています。
音程名 | 略記 | 音程比 |
---|---|---|
完全8度 | Oc | 2:1 |
短2度 | i2 | 16:15 |
長2度 | J2 | 10:9 |
短3度 | i3 | 6:5 |
長3度 | J3 | 5:4 |
完全4度 | P4 | 4:3 |
2オクターブ | 2o | 4:1 |
完全5度 | P5 | 3:2 |
短6度 | i6 | 8:5 |
長6度 | J6 | 5:3 |
短7度 | i7 | 9:5 |
長7度 | J7 | 15:8 |
[ Rev(ers) ]トグルボタン: 12の音程を全て同時にOn-Offにします。
右側[ [] ]スクロールバー: カーソルキー(現在選択されているキー)のセント値を上下します。
[ X | / ]ボタン: 上のスクロールバーで 上下するセント値の値を x(2倍)又 /(2分の1)にします。
[ + | - ]ボタン:
[Cent]では表示するセント値の範囲を +(2倍)又 -(2分の1)にします。
[Beat1][Beat2][Beat3]では表示する`うなり'の範囲を
+(2倍)又 -(2分の1)にします。
[ < | > ]ボタン: [Beat2]の時に表示するセント値の範囲を >(2倍)又 <(2分の1)にします。
上段[ 37(A..): 0.194[cent] ]テキスト表示:
現在のキーのデータを表示します。
[Inha.]時はキー名とインハーモニシティ値
[Cent]時はキー名とセント値
[Beat*]時はキー名のみです。
[ 1 ... 20 ]セレクタ: 表示する倍音数を選びます。
[ Tune3 | Clear ]トグルボタン: Non-Zero方式三和音型 でTuningのシミュレーションを行うか 全てのキーのセント値を0セントにするかを切替えます。
[ -> | <- ]トグルボタン: [Beat*]時に上のキーを見る(->)のか 下のキーを見る(<-)のかを切替えます。
[ abs(olute) ]トグルボタン: [Beat3]時のみ`うなり'は+-で表示されますので 絶対値で見る時に使用します。
[ col(or) ]トグルボタン: `うなり'のカラーは打弦点と響板特性([col.]で濃度が変化しています。 それを無くす場合([COL.])に使用します。
[ Brt.(Bright)+ ]トグルボタン:
上記[col.]の時 少し明るくする場合に使用します。
明るさは[Text]表示の(Gain)に因りますので
値の少ないのは(0.0など)殆んど変わりません。
[ Drk.(Dark)- ]トグルボタン: [col.]の時 少し暗くする場合に使用します。
[BeatColor:0.74]スクロールバー: [Beat*]のカラーを変更します。
マウスのクリックでキーの移動をOn-Offします。
マウス移動がOnの時はカーソルの移動でキーが上下します。
[Inha.][Cent]の時は緑色が現在のキーを示します。
[Beat1][Beat2]では「テキスト表示:」に示されます。
[Beat3]では白色で現在のキー位置を示します。
[Beat1]時 中央左に赤色で示す値は円周上での`うなり'の数で 中央の小さな丸の位置が0です。
[Beat2]時
画面最下段に赤色で示す値は音程毎の縦幅の`うなり'の数です。
又最上段の左右に白色で セント値の変化範囲を示しています。
[Text]表示での[Beat*]の値では
(0.877)などと打弦点・響板特性のGainを表しています。
例えば打弦点1/8では
8倍音は0.0となりますのでオクターブの`うなり'は
1 : 0.545(0.877) 2 : 0.936(0.573) 3 : 1.017(0.235) 4 : 0.632(0.0) 5 : -0.378(0.085) 6 : -2.171(0.064) 7 : -4.91(0.018) 8 : -8.762(0.0)
Gainは 2:1で(0.877) 4:2で(0.573) 6:3で(0.235) 8:4で(0.0)...の様に 8倍音の所で0.0となります。
平均律の場合を[Beat3]で示すとオクターブ・2オクターブ...は 全てのキーで`うなり'は0となります。
それは 例えば8倍音まで示しても変わりありません。
[Beat2]で25(A)キーのオクターブ・純正4度・2オクターブ・ 純正5度を見てみると1点で全てが0になる事でも分かります。
それを[Beat1]で表すと下記の様になります。
オクターブと2オクターブは0で重なり
純正4度と純正5度は順々の`うなり'になっています。
その時のデータです。
25(A..) 110.0[Hz]: Octave: P.4th: 2octave: P.5th:(Gain) --->>> 1 : -0.0(0.877): 0.497(0.499): -0.0(0.62): -0.372(0.706) 2 : -0.0(0.573): 0.994(0.0): -0.0(0.0): -0.745(0.191) 3 : -0.0(0.235): 1.491(0.023): -0.0(0.166): -1.117(0.032) 4 : -0.0(0.0): 1.988(0.0): -0.0(0.0): -1.49(0.0) 5 : -0.0(0.085): 2.486(0.008): -0.0(0.06): -1.862(0.012) 6 : -0.0(0.064): 2.983(0.0): -0.001(0.0): -2.235(0.021) 7 : -0.0(0.018): 3.479(0.01): -0.001(0.013): -2.607(0.014) 8 : -0.0(0.0): 3.976(0.0): -0.002(0.0): -2.98(0.0)
その時のセント値は全て0[cent]です。
13(A)キーの[Beat2]と[Beat1]です。
その時のデータです。
13(A..) 55.0[Hz]: Octave: P.4th: 2octave: P.5th:(Gain) --->>> 1 : -0.0(0.246): 0.249(0.499): -0.0(0.62): -0.186(0.513) 2 : -0.0(0.573): 0.497(0.0): -0.0(0.0): -0.372(0.191) 3 : -0.0(0.235): 0.746(0.023): -0.0(0.166): -0.559(0.032) 4 : -0.0(0.0): 0.994(0.0): -0.0(0.0): -0.745(0.0) 5 : -0.0(0.085): 1.243(0.008): -0.0(0.06): -0.931(0.012) 6 : -0.0(0.064): 1.491(0.0): -0.0(0.0): -1.117(0.021) 7 : -0.0(0.018): 1.74(0.01): -0.001(0.013): -1.304(0.014) 8 : -0.0(0.0): 1.988(0.0): -0.001(0.0): -1.49(0.0)
1(A)の時の[Beat2]と[Beat1]です。
その時のデータです。
1(A..) 27.5[Hz]: Octave: P.4th: 2octave: P.5th:(Gain) --->>> 1 : -0.0(0.037): 0.124(0.14): -0.0(0.174): -0.093(0.095) 2 : -0.0(0.161): 0.249(0.0): -0.0(0.0): -0.186(0.139) 3 : -0.0(0.171): 0.373(0.023): -0.0(0.166): -0.279(0.032) 4 : -0.0(0.0): 0.497(0.0): -0.0(0.0): -0.372(0.0) 5 : -0.0(0.085): 0.621(0.008): -0.0(0.06): -0.466(0.012) 6 : -0.0(0.064): 0.746(0.0): -0.0(0.0): -0.559(0.021) 7 : -0.0(0.018): 0.87(0.01): -0.0(0.013): -0.652(0.014) 8 : -0.0(0.0): 0.994(0.0): -0.0(0.0): -0.745(0.0)
では以下の様なインハーモニシティがある場合です。
まだTuningのシミュレーションは行っていません。 (セント値を示します。)
その時の[Beat3]で1倍音のみと 8倍音までを見てみます。。
25(A)キーの[Beat2]と[Beat1]です。
13(A)キーの場合の[Beat2]と[Beat1]です。
1(A)キーの場合の[Beat2]と[Beat1]です。
[Tune]ボタンで Tuningのシミュレーションを行った場合です。
25(A)キーの[Beat2]と[Beat1]です。([COL.]ボタンを押しています。)
以降では 打弦点・響板特性を加えて([col.]ボタンです)見てみます。
13(A)キーです。
1(A)のキーです。
その時の[Beat3]です。1倍音のみと8倍音までを見てみます。
高音部の場合です。[<-]方向で見ています。
61(A)キーです。
73(A)キーです。
85(A)キーです。
その時の[Beat3]1倍音のみで[ABS]です。