三和音型の調律シミュレーションでは それらしい調律曲線が作成出来る様になりましたが 高音域の"うなり"が大きい事にはまだ気になります。
 
    
       
    高音部のインハーモニシティ値を10個ぐらい 少し小さくしてみたらどうでしょう。
 
    
       
    
       
    Tuningのシミュレーションが逆に大きくなって
      うなりが大きくなってしまいました。
      では逆に インハーモニシティ値を大きくして見ます。
 
    
       
    
       
    そこで 調律曲線がそこそこ滑らかになるぐらいまで 変更するキーの数を増やして見ます。
 
    
       
    
       
    それをTuningは三和音型のままで同じぐらいの"うなり"にするには インハーモニシティ値を 大きく変えなくてはなりません。
 
    
       
    
       
    では インハーモニシティ値が滑らかに変化する[Bend]に
      して見ます。
      インハーモニシティ値は高音域で少し高くなるだけで
      Tuningシミュレーションは大きく変わり
      高音域の'うなり'も少なくなります。
 
    
       
    
       
    さらに 全体の傾き(Grade)のスライダーを右側に加えて見ました。
 
    
       
    
       
    このTuningシミュレーションの[Bend]では
      全体の傾き(Grade)は0.086ぐらい
      変化させる傾き(Grade)は0.096ぐらい
      キーは67以上ぐらいで
      Tuning曲線は小さくまとまり
      高音域の'うなり'も より少くなくなります。
使い方:
(変更履歴:
	  v0.1['17/01/29])
左から[ Inha(rmonicity) ]: インハーモニシティ値を表示します。 スライダーを動かした後の灰色の点は 変更前のインハーモニシティ値です。
[ Cent ]: セント値を表示します。
[ Beat ]: 'うなり'数を表示します。
[ Tune3 ]: Tuningのシミュレーションを行います。 スライダの変化でも行われます。
[ - ][ + ]: [Cent][Beat]の画面で上下のサイズを増減します。
[ Abs(olute) ]: [Beat]表示で 絶対値を表示します。
[ -> | <- ]: [Beat]表示で キーの取り方を変更します。
[ Fold | Bend ]:
	  インハーモニシティ値の変更の方式を直線で曲げる[Fold]のか
	  湾曲させる[Bend]のかを選びます。
	  例えば 大きく変えて見ると分かりますが
	  
	     [Fold]と
	  [Fold]と
	  
	     [Bend]の違いです。
	  [Bend]の違いです。
画面右 [ 全体の傾き(Grade) ]: 全体の傾き(Grade)を変更するスライダーです。(0.0~0.12)
[Beat]で表示する音程を選びます。
画面下左 [ キー番号 ]: 変更するキーのスライダーです。 (50~88 表示は ここまでは変更しないキー番号です。)
[ 傾き(Grade) ]: 変更するキーの傾き(Grade)のスライダーです。(0.001~0.149)
画面上でマウスのクリックでカーソルが 固定-移動と切り替わります。
画面下 テキストの表示欄です。
	  [Inha.]の時は スライダーで値が変化すると
	  「 C(88)4296.312[Hz] (Grade:0.087) 22.728 (- 16.365 = 6.363) 」の様に
	  灰色の元の値は (...) 内にその差を計算して表示します。
	  [Cent]の時は セント値を
	  [Beat]の時は 右でセレクトされた音程の'うなり'数を表示します。